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「新井賞」 2019年1月はどんな作品が選ばれた?
「新井賞」今回は、初のコミックス『ダルちゃん』(はるな檸檬作、全2巻 小学館刊、各850円+税)でした!!!
これをきっかけに「新井賞」受賞作を読んでみるのはいかがでしょうか?
『ダルちゃん』は資生堂の企業文化誌『花椿』に2018年10月まで連載されていました。
普通の人に「擬態」しても、生きづらい。ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。ダルちゃんは「普通」じゃない。そのままの姿だと気持ち悪がられます。だから社会のルールを一生懸命覚えて、居場所を探します。誰かに合わせて生きていると、自分が本当は何を考えているのかわからなくなるけれど、それで相手が喜んでくれているのなら、人に合わせることの、何がいけないのだろう――。 出典「ebookjapan」ダルちゃん 1巻の内容より
「新井賞」とは
新井賞とは、全く聞いたことがない方もいらっしゃると思います。
私もその一人でした。
「新井賞」とは、三省堂書店のカリスマ店員である新井見枝香さんが2014年7月から個人的に立ち上げた賞です。
「新井賞」は芥川賞・直木賞と同様に半年に一度一作品を選び表彰しています。
その選考基準は、「半年でいちばん面白かった本を独断と偏見で選んで、ひとりで勝手に表彰しています」と新井さんは言う。
出典「女性セブン」2月7日号
新井賞とは、こういう賞なのですね。
本好きとしては本屋の店員さんおすすめっていうのは昔から好きでしたが、新井さんの選考基準、個人的に好きです!!
「新井賞」の新井見枝香さんて?
現在三省堂書店の神保町本店にお勤めされてます。
新井さんのコラムは「新文化」のShinbunka ONLINE にて読むことができますよ。
「こじらせ系独身女子の新井ですが」というコラムを連載されています。
私も読者ですが、大変面白いです!!おすすします。
「新井賞」のこれまでの受賞作品
第一回:『男ともだち』千早 茜
第2回:『イノセント・デイズ』早見和馬
第3回:『朝が来る』 辻村深月
第4回:『坂の途中の家』 角田光代
第5回:『やがて海へと届く』 彩瀬まる
第6回:『貘の耳たぶ』 芦沢 央
第7回:『砂上』桜木紫乃
第8回:『ののはな通信』三浦しをん